事例一覧
学校法人安達文化学園 専門学校ビジョナリーアーツ
「カスタードクリームを作る3分動画」などピンポイントの自習を可能に。生徒の自主性を促し、集客効果も○
1学科の規模でもスタートできるコスト感と柔軟性のあるシステムが決め手
この4月(記事作成時2012年5月)に迎えた新入生から実際に、アルフラーニングのシステムを使いはじめ、今まさに講師・生徒に向けて、使い方普及に奮闘をされている専門学校ビジョナリーアーツ。同校には、フードクリエイト学科とペット学科があるが、そのうちまずは、フードクリエイト学科でアルフラーニングの活用をスタートさせる。フードクリエイト学科はさらに製菓、製パン、カフェの3専攻に分かれ、初年度はそのうち製菓専攻の学生に対して、アルフラーニングを使った授業を行い始めている。
「1専攻という人数の規模でもスタートできるコスト感が他社との大きな違いでした」とは今回の運用を任されているキャリアセンターの玉田裕美さん。 製菓専攻では、アルフラーニングの基本機能である「ビデオ授業」と「図書室」を活用し、授業の蓄積性や個人へのサポート。「教えない授業」をテーマに学生の自主性を高める目的で導入を決めたのだと語る。入れてようと思っていない人」「法学系の学生ではないけれど、法律を知りたい人」にもリーチをしていく。
自主的に学ぶ気持ちに応えるためにポイントレッスンとして「ビデオ授業」を!
具体的な活用について聞いた。「今は基礎の基礎をこのビデオ授業で学べるように準備しています。例えば、シュークリームを作るにしても「(1) カスタードを炊く」「(2) シュー生地を作る」「(3) デコレーションする」という工程があるのですが、これらをあえて1コンテンツ3分くらいとし、別々に収録します。これによって学生は、シューを作るときだけではなく、ケーキを作るときにもこの動画を見てカスタードの復習ができるわけです。こうしたポイントポイントの復習というのは、材料、スペース、途中工程だけを抜き出して見せるのは不可能という特性上、これまで先生と1対1の生講義ではなかなか叶うものではありませんでした。しかし、今後はこのビデオ授業を使い、“痒いところに手が届く”ポイント講義が可能になります。」(玉田氏)同校では、基礎材料の揃った実習室を常に解放しているため、アルフラーニングがあれば、意欲のある学生が、好きなだけ自習できるようになる。
また、菓子職人にとって、専門学校時代に身に着けたレシピ集というのは、すべての技術の礎となる。それをどのように残すかがその後の技術向上にも大きく影響するのだという。これまでは膨大なノートを持ち歩くというのが一般的であったが、こうした問題もアルフラーニングの「図書室」機能がサポートする。レシピをデジタルで持ち歩くことができ、かつ、手書きでメモも書ける。「将来的には、卒業生もアクセスできる体制を考えたいと思っています」(玉田氏)
アルフラーニングに決めた理由は導入の理由についてこう述べる。
「iPadを授業に導入したいという構想は2年ほど前からあったんです。理由は大きく2つあって、1つは学生を自分で考え自分で行動する人材に育てたいという思いから。自習を促すコンテンツを持ちたいと考えていました。もう1つは専門学校でまだiPadを使うなどの先進的な授業をするところは少なく、話題になると考えたためです。
「iPadを授業に導入したいという構想は2年ほど前からあったんです。理由は大きく2つあって、1つは学生を自分で考え自分で行動する人材に育てたいという思いから。自習を促すコンテンツを持ちたいと考えていました。もう1つは専門学校でまだiPadを使うなどの先進的な授業をするところは少なく、話題になると考えたためです。
反応は上々。募集告知の段階から、入学候補生であるデジタルデバイスに慣れている学生は大いに関心を示してきたという。今後の広がりについても聞いた。
「当校はフランスに提携校があり、毎年海外研修を行っているんですが、その時現地に赴いている学生だけではなく日本にいる学生にも学びをシェアできるように動画レッスンができたらいいですね。それから、お料理のテキストというのは“成功例”ばかりが載っているので、このシステムをうまく使って、“失敗例”も見せていきたいんです。当面は講師だけが動画をアップしていく予定ですが、ゆくゆくは生徒自身でもアップをさせて、競わせたり、参考し合う仕組みができたらいいですね」(玉田氏)
新たに加わったインフラを使った教育に、次へのアイデアが止まらない様子だ。
「当校はフランスに提携校があり、毎年海外研修を行っているんですが、その時現地に赴いている学生だけではなく日本にいる学生にも学びをシェアできるように動画レッスンができたらいいですね。それから、お料理のテキストというのは“成功例”ばかりが載っているので、このシステムをうまく使って、“失敗例”も見せていきたいんです。当面は講師だけが動画をアップしていく予定ですが、ゆくゆくは生徒自身でもアップをさせて、競わせたり、参考し合う仕組みができたらいいですね」(玉田氏)
新たに加わったインフラを使った教育に、次へのアイデアが止まらない様子だ。
▲製菓専攻の授業の様子。大勢の授業で見えづらかったところを後からビデオ授業で復習することができる。
▲図書館に収録されているレシピ集の一例。もともと紙で用意されていたものを、デジタル化した。学生としても管理がしやすくなる。
MEMO
1. アルフラーニングを選んだ理由
- 1学科の人数規模でもスタートできるコストだったため
- システムに柔軟性があったこと
2. 具体的に便利になった点
- 現在紙ベースで存在している同校の教材をデータで残せること
- 学校から学生への連絡が抜け漏れなくできるようになったこと
3. 今後に期待すること
- 学生が自分の意欲に合わせて、個人学習ができるようになる
- iPadを使用して授業をしている学校の先進事例として認知される。
- 各学科の専門だけではなく、例えば面接指導などもオンラインを通じてやっていきたい
お客様プロフィール
学校法人安達文化学園 専門学校ビジョナリーアーツ
渋谷駅から徒歩5分のところに位置するフードとペットに特化した専門学校。最高の立地と言える都会のキャンパスには、プロ仕様の最新鋭設備が揃い質の高い学習をサポート。フードクリエイト学科、ペット学科に分かれ、それぞれの学びの先にある専門職を目指す学生が日々切磋琢磨している。福岡にも校舎がある。